なぜこの本を紹介するのか
「効率よく痩せたい」「短時間で成果を出したい」と考えている人にとって、HIIT(高強度インターバルトレーニング)は魅力的な選択肢です。けれど、「本当に効果があるのか?」「自分にできるのか?」という不安もあるかもしれません。
今回紹介するのは、私の大学の先輩であり、“バズーカ岡田”としても知られる岡田隆さんが著した『体脂肪が落ちる最強トレーニング』。科学的根拠に裏打ちされたHIITの理論と、現場で培われた具体的な実践ノウハウが詰まった一冊です。
バディトレの「週1回45分で人生が変わる」というメソッドとも親和性が高く、私自身が感銘を受けた一冊です。ジムに通っている方はもちろん、これから始めたい方にもピッタリな内容となっています。
書籍「HIIT 体脂肪が落ちる最強トレーニング」の概要

著書:岡田隆
出版社:サンマーク出版
値段:1,430円(税込)
目次
CHAPTER1 なぜHIITで脂肪が落ちるのか?
CHAPTER2 弱った体に活力を呼び起こすHIIT
CHAPTER3 脂肪が増える理由落ちるしくみ
CHAPTER4 脂肪をごっそり落とすHIIT
APPENDIX1 HIITの効率を最大化させるための食事術
APPENDIX2 HIITがもっとうまくいく! 疲れを残さない! ストレッチ
購入できるサイト一覧:
1分要約
本書『体脂肪が落ちる最強トレーニング』は、「最短で脂肪を落としたい人」のために設計されたHIITガイドです。
岡田氏は、解剖学・運動生理学の視点から、従来の“がむしゃらな筋トレ”や“長時間の有酸素運動”の非効率さを指摘し、限られた時間で最大の効果を出すには「正しい負荷」「適切なインターバル」「個別性に合わせた設計」が鍵だと述べています。
初心者でも始められるプログラムから、上級者向けの応用編まで網羅されており、自宅トレーニング派にも非常に実用的な内容です。
著者「岡田 隆(おかだ たかし)」先生について

本作の著書である岡田先生のプロフィールは、サンマーク出版のサイトによれば以下です。
1980年、愛知県生まれ。日本体育大学准教授。理学療法士、日本体育協会公認アスレティックトレーナー、NSCA CSCS、JATI-ATI。JOC強化スタッフ(柔道、水泳)、柔道男子ナショナルチーム総務コーチ(フィジカル強化担当)、水球日本代表強化スタッフ、日本ボディビル・フィットネス連盟選手強化委員。日本体育大学卒。日本体育大学大学院体育科学研究科修了。東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程単位取得満期退学。2014東京オープンボディビル選手権大会70kg以下級優勝。
トレーニング法や食事法など肉体改造に関する最新情報を世界中から集め、自らの体で試しつつ検証を重ね有効なものをトップアスリートに伝授している。「鋼鉄の肉体を誇る錬筋術師」の異名を持つ。
岡田先生は研究者、ビジネスマン、アスリート(ボディビルダー)の三つの軸で名を馳せる、国内有数の教授です。研究者であるからといって、決して理論に埋もれるわけではなく、岡田先生のYouTube動画や著作からは筋肉愛がひしひしと伝わってきます。
HIITとは何か?――その理論と仕組み
本章では、HIITの基本的な定義と、「なぜ脂肪が落ちるのか」のメカニズムが解説されています。
キーワードは「EPOC(運動後過剰酸素消費量)」。運動後もカロリーが燃え続ける“アフターバーン効果”が、HIIT最大の魅力です。
これにより、通常の有酸素運動と比較して、運動中だけでなく「運動後」にも長時間脂肪が燃え続けます。
HIITの歴史と発展
HIITの歴史は、1960年代のオリンピック選手のトレーニングにまで遡ります。当時、トラック競技の選手が、心肺機能を高めるために取り入れたのが始まりでした。その後1990年代に入り、科学的な研究が進んで、一般のフィットネス愛好者にも広がりました。
最近では、タバタ式トレーニングの普及や、YouTubeのフィットネス動画のおかげで、さらに多くの人々に親しまれるようになっています。HIITは今や、最も効率的なトレーニング方法の一つとして定着していると言えるでしょう。
生活習慣との組み合わせで最強に
HIIT単体での効果も十分ですが、「食事」「睡眠」「ストレスマネジメント」など、ライフスタイル全体を整えることによって、より大きな成果を得られると著者は強調しています。
特に「朝のHIIT」が集中力を高め、1日のパフォーマンスを底上げする効果があるという点は、ビジネスマンや忙しい方にも刺さる内容でしょう
HIITの人気の理由
前回の記事でも解説しましたが、HIITの人気の理由は、その効果の高さと短時間でできる手軽さにあります。現代の忙しいライフスタイルにマッチしており、短時間で高いカロリー消費を実現できるため、多くの人々に支持されているというわけです。
また、心肺機能の向上や筋力アップなど、多岐にわたる健康効果が期待できる点も魅力です。さらに、器具を使わないトレーニングも多いため、ジムに通わずに自宅で気軽に始められる点も大きなメリットです。
この一冊でHIITを全て網羅! 実践的で、初心者から上級者まで!
アスリートとしても研究者としても活躍する岡田隆先生の手による本作「HIIT 体脂肪が落ちる最強トレーニング」は、極めて地道な実践に基づく内容で構成されています。岡田先生が直々に監修したメニューは必見ですので、ここは是非実際に読んで確かめてみてください。
なお、本書では以下のようなパターン別プログラムが紹介されています。
- 初心者向けタバタ式HIIT(20秒×8セット)
- 週3回モデルの実践メニュー
- 自宅でもできる器具不要のメニュー
たとえば、「バーピー→ジャンピングスクワット→マウンテンクライマー→プッシュアップ」などを組み合わせた4分間セットは、手軽ながらも心拍数が一気に上がり、高い効果が期待できます。
さらにさらに! 実践してみたい方向けに、見ながら一緒にトレーニングができる動画も用意されています。完全に初心者の方でも、これなら姿勢なども確認できて安心ですね。
この二つの動画で、HIITの理論編と実践編が全て網羅されています。HIITに興味を持ったなら、必ず見てみてくださいね。
HIITを安全に行うための注意点
ウォームアップとクールダウンをする
とても基本的なことですが、HIITを行う前には、必ずウォームアップを行いましょう。これにより、筋肉や関節の柔軟性が高まり、怪我のリスクを減らすことができます。おすすめのウォームアップは、軽いジョギングやストレッチです。
また、トレーニング後にはクールダウンを行い、筋肉の緊張を和らげましょう。軽いストレッチや深呼吸をすることで、心拍数を正常に戻し、体の回復を促進します。
無理のない範囲で進める
HIITは高強度のトレーニングであるため、無理をしないことが大切です。自分の体調やフィットネスレベルに合わせて、少しずつ負荷を上げていくようにしましょう。初めての方は、最初は低強度から始め、徐々に強度を上げると良いです。
また、トレーニング中に痛みや異常を感じたら、すぐに中止し、必要に応じて医師やトレーナーに相談しましょう。
まとめ:読むだけじゃもったいない。試してこそ、変わる。
本書『体脂肪が落ちる最強トレーニング』は、単なる理論書ではなく、すぐにでも行動に移せる“実用書”です。
内容はシンプルでわかりやすく、トレーニング初心者でも安心して取り組める構成となっています。
- 短時間でも圧倒的に効く理由がわかる
- 続けるコツが具体的に書かれている
- 「やるしかない」と思える熱量が伝わる
ぜひ本書とあわせて、バディトレの無料体験やHIITクラスで、あなたの身体で“最強”を実感してみてください!
